グループホームの重要な要である地域社会との交流、今回は「足尾農業体験」。2名の方が参加致しました。足尾の生きた文化財、「唐風呂大根」と「舟石芋」は絶滅寸前の状況。足尾の在来種を地域住民と村おこし応援隊の協力で種まきを致しました。参加した2名は始めは緊張していた様ですが畑で土を触ると、とても楽しいと言って皆と打ち解けるのも早かったです。「唐風呂大根」はシャキシャキとした歯ごたえがあり、ピンクの色の美しい大根です。舟石芋は小粒で身のしまった美味しい芋。どちらも貴重な在来野菜です。足尾の「宝」として大事に残していきたいものです。
すかい寮
2019/09/30
すかい寮 足尾農業体験
すかい寮
2019/09/19
すかい寮 8月「わさび」と「からし」の茶道教室
夏本番、暑い日が続いております。熱中症対策として就寝前の水分補給、皆、この時間は起きて居り、紙パックの麦茶を喜んで飲んでおります。天候の変化も著しく、集中豪雨はあっという間に車が水しぶきをあげて走り去る。すかい寮の前の道路が川の様になってしまう事もありました。また、熊騒動も然り、熊と遭遇しない様な心がまえと注意事項を念頭とした生活。頭も体もオバーヒートですが8月の茶道教室はお軸が「心静即身涼」(こころしずかなればすなわちみすずし)真夏の暑い時期は苦しいもの、しかし心を澄ませれば身体も清涼となるという意味。皆、ふと立ち止まって心の修行でした。この日は実習生もお手伝い。高校時代、茶道部での経験もあり、所作が美しく、流石です。お花は宗旦木槿、水引草、萩草、秋海棠、シオン。お菓子は金沢銘菓の扇子のおせんべい。涼を目で感じて、暑さを優雅に堪能いたしました。
すかい寮
2019/07/16
すかい寮 「わさび」と「からし」の茶道教室
梅雨明け宣言もまじか、時折、夏日よりの中、もくもくと湧き上がる入道雲を連想しながら夏の到来を待ちわびる今日この頃です。掛け軸は「白雲抱幽石」(はくうんゆうせきをいだく)深山渓谷に沸く入道雲。さながら眼前に石を抱く夏の妙景は喩えようもなく悠大である。いけるものの如き大自然の閑境に無心でしたるほとときにほっとする、という意味。お花はにわトラノオ、ほたるぶくろ、八重十薬、桔梗、びようやなぎ。お菓子は「渦巻き」。午後の部のボランティアさんがほおずきの薄緑が美しいお花を持ってきてくださり、皆、赤い「ほおずき」は知っているが今の時期の「ほおずき」の緑の透き通る美しさに思わず魅了されました。午後のお花は「ほおずき」となりました。「ほおずき」の白い小花が何とも可憐でした。
すかい寮
2019/07/03
すかい寮 保護者会
今年も待ちに待った保護者様の面会日です。朝からソワソワとして、首をなが~~くしてお待ちかねで~す。先ずはお抹茶でのご接待です。掛け軸は「清流間断無」(せいりゅうかんだんなし)清らかな流れは絶えることなく、新鮮さを持っている。常に活動をしているものは澱みなく、清らかである。普段の努力を意味する。お菓子は梅雨の季節にふさわしい銘「雨宿り」。お花は突抜忍冬(つきぬきにんどう)葉から突き抜けて花が咲いている珍しいお花です。白い花は一輪草。水差しは利休見立て道具、木地の釣瓶水差。利休は審美眼鋭く、美意識が高い。生活に本来ある周囲の道具、食器を見立てて茶会をする。それこそ利休が求めた、貴重な茶道具ではない、心を大切にせよとの茶の世界に通じる世界観ではないでしょうか・・・。茶碗も見立てで金魚の擦りガラスの飾り鉢。棗はカワセミが一羽葦の枝にとまっている長棗。年々、「季節を感じるひとときです」と保護者の方から、喜びの声を頂いております。「また来年も楽しみにしています」との声!!嬉しい一言です。皆、張り切ってやり遂げました。
すかい寮
2019/06/03